なんと今年ワールドカップ石垣島大会で4位になった井手樹里選手が、北京五輪のトライアスロンで5位に輝いた。2時間23秒だ。庭田も9位(2時間51秒)。北京五輪の女子トライアスロンを制したのは、今年ITUワールドカップトライアスロン石垣島大会を制したエマ・スノーシル。タイムは、石垣島のレースの方が悪い。いわば、石垣の方が難関コースなのだ。石垣島での井手のゴールは、スノーシルのタイムに2分19秒遅れだった。五輪では、これが1分56秒の差となる。井手樹里選手の3競技ごとのタイムはスイムもバイクも、スノーシルと同じに近い。ひとえにランで差がついた。
一方、ワールドカップ石垣島大会の男子優勝は、サイモン・ウイットフィールドだったが、北京五輪優勝は、ドイツのヤン・フロデノが勝利。サイモンは銀メダル。
北京五輪は、ワールドカップ石垣島大会が未来の五輪メダリストと無関係でないことを女子レースでも男子レースでも印象づけてくれた。来年もまた、彼らが石垣島大会に来ることが期待される。もちろん。強豪もやってくることになる。石垣島で活躍する選手は、メダルに食い込む力を持つことが、北京で証明された。しかも、女子の五輪5位の井手樹里選手の大健闘は、注目株になる。ロンドンへ向けて、石垣島大会は国内におけるトライアスロンのメッカになる。そう、メダリストが生まれるトライアスロンの聖地。石垣島居住であれば、トライアスロンの最先端にいることになる。とすれば、もう少しトライアスロンに詳しくなりたいものだ。(写真は2008ワールドカップ石垣島大会でのエマ・スノーシルの表彰台での表情<中央がスノーシル>)
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