8月10日午後2時から南の島の星まつり講演会が市民会館大ホールでおこなわれ、150人ほどの聴衆があつまって、星にまつわる講演を聴きました。八重山文化研究会の石垣繁氏が、「南島の稲作儀礼と星座」の題で講演。そのあと、ジュスカ・グランペールのコンサートがおこなわれ、音楽を楽しんだ後は、「月探査機かぐやで見る新しい月の世界」という題で、国立天文台RISE月探査プロジェクト長の佐々木晶(しょう)さんが講演。月の観察がアメリカと旧ソビエトとが競い合って観測した話や、かぐやがリレー衛星「おきな」と「おうな」を使って、月の裏側を撮影した話や、実際にかぐやが地球出と地球の入りを動画で見せるなど、鮮やかな月の姿を披露していました。なかでも、リレー衛星の位置を正確にキャッチするために、石垣島のVERAが貢献していることが告げられ、天文学の最先端と石垣島が直結していることが判明。俄然聴衆の関心を惹いていました。『南の島の星まつり講演会』の動画はこちら