台風8号の接近で降雨に喜ぶ

台風8号の接近で降雨に喜ぶ

 7月27日の石垣島に台風8号が接近。平得・真栄里豊年祭の日程を繰り上げたほか、当日の黒島の豊年祭を中止にし、白保の豊年祭は2時間繰り上げての開催を余儀なくされた。しかし、世果報雨である。農家には喜びがある。台風が世果報の雨をもたらし、豊年祭の祈願成就なるといったところ。今回の台風は、発達中で大きくないにもかかわらず、八重山の豊年祭の最盛期に接近。イベントを楽しみにした観光客には、影響が大きくでた格好となった。大浜海岸では、大きな波しぶきを見せて海がしけて、八重山の離島をいく八重山観光フェリー、安栄観光、ドリーム観光の3社は朝から全便欠航。石垣空港は、各便満席で早めに那覇へ移動する人が、空港カウンターに駆けつけた。この日の欠航は、ANA1780便、ANA1782便、JTA624便、JTA626便。明くる28日は、JTA600 とANA1762、ANA1764が欠航。台風8号は、27日午後8時には、石垣島の南南西へ210キロにあって、北西に向かって移動。このまま移動経路に大きな変化がなければ25m以上の暴風域は石垣島にはかからず、西表島周辺離島・波照間および与那国には、かかる可能性を残しています。しかし、台風銀座の八重山から見れば、台風は突然にどんな動きをするかわからないしろもの。十分な警戒が必要です。28日午前0時に再接近の模様。気象台の予報円からすると、うまくいけば暴風域に入らずに済める。与那国はかすめるかも。8号の最盛期は台湾上陸時で、多分、これまでのマスコミの姿勢では、本土に向かわない台風には関心薄く、どんな被害がでる規模かは不明なままになる。ただ皮肉なことに大きな被害が出れば台湾での他人事として被害を報道するケースが多い。今回は並の台風ゆえ、多分、知らされることはないが、八重山にいれば、そこも知りたいもの。台湾とは台風運命共同体なのだった。本土の全国版台風情報を見るにつけ、・・・自分たちに影響が来そうなものは詳しい報道がされるが、来そうもないものは冷たい。台風は予報通りではないことを知る八重山郡民には、この現象を毎夏見るにつけ、ため息をついている。那覇に来そうにないものも同様。台風報道自身がが基本的に遅いのだった。八重山は昨今台風が成長する場所になってきている。この緊張感を、まだ本島も本土もわかっていない。さて、やってくれたぜパイン出荷最盛期の台風襲来。飛龍もなくなった。どう運ぶか滞貨果実。またマンゴーの収穫1カ月遅れも、動いた分の収穫期が延びるわけではない。止まる時期は同じで一ヶ月収穫期が消えたようなもの。一日一日大事な時間ということ。そこに台風だ。豊年祭に、神へ祈願すべきことはたくさんあるのがわかる。『島では並の影響力の台風8号』の動画はこちら 『2007年の大型台風12号』の動画はこちら 『2007年の大型台風15号』の動画はこちら

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