豊年祭真っ盛り

豊年祭真っ盛り

 7月22日は宮良のアカマタから、竹富島の豊年祭、西表島では祖納干立の両集落でそれぞれ豊年祭がおこなわれます。また、石垣島最大のイベントである四か字豊年祭は、この日が御嶽プール。長崎御嶽、宮鳥御嶽、大石垣御嶽、天川御嶽で盛大におこなわれました。明日は、真乙姥御嶽に双葉公民館を含む4つの字から旗頭が集結。また、農業関係の各機関や高校からもあつまって、島の伝統行事に携わる人々とともに、今年の豊作を神に感謝し来夏世の世果報を祈願するべく、奉納芸能を見せます。御嶽での奉納芸能ほかに女性だけの綱引きアヒャー綱や、場所を変えての大綱引きでは、集結した旗頭が灯りをともして、勢揃いし、鎌と長刀の武者が戦うツナノミンや、ガーリーなどで、会場は大いに盛り上がります。原油高やバイオエタノール生産による国際的な食料不足が取りだたされている中、フードマイレージが声高になりつつあります。国内食料生産、しかも、地産地消推進が強くいわれてくる中、これまで農業生産とは縁を失った豊年祭もありましたが、今後は変わってくる可能性は大です。農業をするから、雨乞いや、作物によい気象となるよう良き天候を神に祈るわけで、自然と対峙する人が増えることで八重山の豊年祭も、今後一層、盛り上がることになります。真摯な祈りに包まれる八重山の豊年祭真っ盛りです。

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