西海区水産研究所石垣支所が施設一般公開

西海区水産研究所石垣支所が施設一般公開

 7月19日午前10時から独立行政法人水産総合研究センター西海区水産研究所石垣支所が第8回目となる施設の一般公開を実施。研究紹介パネルを設置してある常設の展示棟のほか、アカジン、マクブ、ナポレオン、タイマイ、ニシキエビ、ノコギリガザミなどを大型水槽で見せる屋外展示や、顕微鏡でサンゴのポリープや、小型水槽にはプランクトン、ヒレジャコ、タカセガイのほか、オニヒトデ、ミノカサゴ、カンガセなどの危険生物を展示した屋内展示コーナーも用意。また安全な海の生き物に触れることのできるタッチプールは親子で楽しめるため、好評でした。この日は、11時から林原毅主任研究員による「サンゴの増え方、増やし方」の講演があり、神秘的なサンゴの一斉産卵についての説明。またサンゴが産卵する映像を見せながら、サンゴの生態を解説。地球温暖化の影響で、世界的に減る傾向のサンゴ礁に関して、その増やし方を説明していました。また、八重山にある石西礁湖で、80年代のオニヒトデの食害から大規模にエダサンゴ群落が消失している話を紹介。この回復に貢献できるエダサンゴのサンゴの卵の放流調査を研究していることが公表されていました。

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