7月16日から23日まで、八重山平和祈念館で第18回児童・生徒の平和メッセージ展が開催されます。7月16日午前10時半から開会式がおこなわれ、大浜中学校張本美嶺さん(中学校作文部門最優秀賞)と、向井梓さん(高等学校詩部門・優良賞)の作品朗読のあと、テープカットがおこなわれて、さっそくメッセージ展が開会されました。応募総数3798点(162校)から93点が受賞。受賞作品を、沖縄県平和祈念資料館と宮古島市平良庁舎ロビー、那覇市にある県庁県民ホールとこの八重山平和祈念館の4カ所で開催するもの。午前9時から午後5時まで。入場無料。第18回目となるメッセージ展は、戦争の証言者も高齢化の一途をたどる中、子ども達が感じる平和の重さは、証言者の肉声からテレビなどのメディアへ移行する傾向が必然的に増してきます。肉声が、戦後の戦争を知らない大人の声になるとすれば、メディアからのものと対比されます。児童のメッセージが、大人の心をも打つ傾向があるのは、純粋ゆえ。日常に埋没しがちな戦後生まれにとって、改めて平和の尊さの再確認を、子ども達の感じる純粋な視点に与えられていなか。平和の大切さを伝え、それを受け継ぐ形に、形骸化もまた避けなくてはいけないはず。語学やITネットワークなどに、平和を伝える力が必要となっている。人はモノの富者より、心の富者を尊敬する。平和は、そこに宿るのではないか。この日平日ゆえか集まる人の少なさが目立った。