増田大臣が白保でくるまざ

増田大臣が白保でくるまざ

 7月2日、沖縄県知事に会い13億円の石油高騰による輸送費負担増への支援を約束した増田大臣は、新石垣空をなどを視察。そのあと白保公民館で地元住民と膝を交えて話をする「増田大臣とのくるまざ対話in沖縄 増田大臣と白保公民館関係者との意見交換会」がおこなわれ、住民や石垣市民、市役所八重山支庁職員が見守る中、4人の白保代表と増田大臣がテーブルをひとつに意見を述べて、意見を交換していました。住民代表での公民館長や、婦人会代表、移住者代表、青年会代表といったメンバーが、白保村の現状とその取り組みを紹介。元岩手県知事だった増田大臣は、地域振興に取り組む農村の現場の窮状はよく見て知っているようで、沖縄でのものには、若い人の活躍があることを評価。発言をしっかり聞いて、それぞれ関心を示していました。白保のもっかの焦点は、新空港のアクセス道路。そこは、話題になることがなく、すんなり無難な話し合いにまとまっていました。地域での振興策は、ハードの設置に偏らず、「ゆらてぃく憲章にのっとったものを」と、「魅力ある農業が育つ地域づくりにつなげる政治を」お願いしたいと、要望を大臣に向けると、地域住民でなる観衆が拍手をするなど、もっともいいたいことがそこにあるのを示していました。とはいっても、豪州との自由貿易交渉が進む中、心配要因は、総務省の管轄外。原油高騰から目前に迫る生活物資の高騰化があまり聞こえてこなかったのは、実感の問題か。これからはじまる原油高から来る物価高騰、福祉負担増による最後の切り札、税収アップをねらった消費税率アップ。これらに、離島への配慮や所得の低い人への食料品の消費税撤廃や、インフレの進行にともなう不安材料の一掃などじゃ出ず、どこか優等生な意見発表でした。「ゆらてぃく憲章」など地域に根ざした取り組みの話や、女性パワーの話がメインになりがちで、日本の最南端で聞かせるに値する、厳しい実情はソフトな話に。ただ国の力で赤土対策をしてほしいという声は、海中公園指定を受けたことからの要望。轟川の実情も話してあればと・・・。このあと竹富島へ大臣は向かい竹富島でくるまざ対話を実施。明日3日は八重山支庁で大臣のくるまざ対話が続きます。

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