6月28日午後2時からあやぱにもーるのゆんたく家で、八重山サンゴ礁保全協議会主催のサンゴカフェ第2回目が開催され、サンゴに関心ある12名が参集。西海区水産研究所の林原毅氏を講師に、サンゴの産卵の謎について講演がおこなわれ、プロジェクターをつかってサンゴの産卵シーンを見せながら、解明されていることや、まだ不明なサンゴまつわる謎について説明。「サンゴ」というのは「サカナ」というのと同じで、多くの種類があり、それぞれ生態も違っていて、ただ「サンゴ」といってもそれだけでは、漠然として、何を指しているかがわかないとのこと。種類の多さと生態の全く違う例を、雌雄同体のもの雌雄異体のものなど、広範囲にあることを紹介していました。参加者はマイカップを手に熱心に、サンゴの話に聞き入っていました。なかでもサンゴがいつ産卵するかについて、水温の上昇、満月前後ほか、前日からケミカル物質を出して合図を送る例があるのではないかといった推測も加えて、サンゴのなぞにふれていました。特に、一斉に産卵し、多くのスリックを海面に漂わせるサンゴの一斉産卵は、参集者の好奇心を大いにくすぐっていました。