珍しいイルカが名蔵湾に打ち上がる

珍しいイルカが名蔵湾に打ち上がる

 体長3m余りのイルカの仲間、コマッコウが6月25日、石垣市民に発見され、八重山福祉保健所へ通報。海上保安部へ連絡され、イルカ&クジラ救援プロジェクトの安田雅弘氏ほかボランティアが、現場を確認。打ち上げられているのは、イルカの中でも、人に近づかないため、なかなか目にできないコマッコウと断定。西表島には繁殖期に見られるとはいうものの、石垣島での目撃例はなく、全国的にも珍しいコマッコウ。頭は、一般的なイルカのような流線型をしておらず、不格好な頭で、口がマッコウクジラのように、細く小さい。愛らしい頭だ。サメに襲われたか、弱って死んだ後に喰われたのかは不明だが、イタチザメと思われる多数の咬み後があり、尾はぼろぼろ。体の全体に擦り傷があり、浅瀬を逃げていたのか、あるいは漂流中についたかわからない不明。10数カ所にサメの咬み後があります。今、海の中は魚の産卵期で、活発な時期でもあり、イルカが魚を求めて集まってくる時期に当たるとのこと。安田氏によると死んでまだ24時間ほどしかたっていないとのこと。なおこのコマッコウイルカは、人目にすることは珍しく、これまで標本がないことから、国立科学技術館が骨を採取。DNAも保存される模様。採取されたあとは海岸に埋められます。『コマッコウの漂着』の動画はこちら

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