第8回宮良長包音楽祭開催

第8回宮良長包音楽祭開催

 6月14日午後6時半から宮良長包音楽祭が開催され、多くの市民が会場に集まり長包メロディーを堪能しました。長包は石垣島新川出身。名曲「えんどうの花」の作曲家として全国でも知られる郷土の偉人です。宮良長包の多くの楽曲に触れようと、毎年この音楽祭が石垣市教育委員会主催で開催されており、今年で8年目となります。この間、島の音楽家がこの舞台に集い、長包の曲に触れるなどして、その曲調を身近に感じ、また会場に足を運ぶ聴衆も、年々曲を聴くことで馴染みとなって、宮良長包メロディーの存在感が年々高まりを見せています。今年も長包の音楽の魅力に弾かれて、多くの市民がグループであるいは個人で、市民会館の舞台に登場し、かつまた曲を聴くために会場に足を運んで、会場は多くの市民で満ちていました。歌声サークルピパーズ、まみーず、コーラスあかようら、田代馨氏、十文字恵美氏、いしがき児童合唱団、YAEYAMAストリングス、八重山高校合唱部、田本徹氏などが出演。「ゆうやけ」「桑の実」「あきずすいすい」「ちゅんちゅん雀」「猫ゆんた」「泊まり船」「母恋し」「「赤ゆらの花」「オランダ屋敷」「汗水節」「すみれ」「鳩間節」「嘆きの海」と楽曲は続き、最後は名曲「えんどうの花」でフィナーレを飾っていました。「楽即童心」を真髄に、多くの楽曲をつくった郷土の偉人の曲が、この日蘇り、集まった人は清々しい気持ちで曲に聞き入って、楽しい一時を過ごしました。なお、毎年実施されるこの音楽祭は、入場無料で誰もが聴衆可能です。また出演者は、日頃から唄の練習を重ねていて、この日のためにリハーサルも当日の開演前に、きっちり行われています。長包メロディーを大切にしたいと言う想いから、長包の楽曲に真剣に取り組む多くの市民の姿が、ここにあります。(写真はリハーサル風景)

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