与那国発の花蓮直航チャーター便

与那国発の花蓮直航チャーター便

 姉妹都市花蓮市との交流を深める取り組みを進めてきた与那国町は、来る7月4日に与那国空港から台湾・花蓮へ復興航空によるチャーター便を実現予定。7日には同航空機で花蓮から与那国に復路も用意されています。これは昨年(2007年)10月、与那国と花蓮の姉妹都市25周年記念を祝うために台北経由で訪問団が花蓮市を訪問。交流を深めるとともに、両自治体間で姉妹都市交流事業を具体的に協議。これが実現の運びとなり、今回与那国・花蓮直航チャーター便を1往復飛ばすことが決まりました。昨年は台北桃園空港着陸でしたが、今回は花蓮空港への着陸となり、歴史上初めての試みです。姉妹都市関係者のほかに一般乗客にも搭乗を開放しており、与那国町からこのチャーター便に乗った人へ「公式記念証」を発給する予定。
 一方、今年1月には、復興航空が石垣島と与那国を視察し、フライトの準備も進めてきており、官民連携での取り組み。台湾からの客は、与那国カジキ釣り大会にあわせての日程となり、与那国町の意欲的な取り組みが実を結んだ格好。本土から与那国へ旅を予定する人へ向けて、3泊4日の台湾の旅も堪能できることをこの際アピールしたいところ。与那国と台湾間110キロの近さは、まずこのフライトコースで実感可能。与那国町は、今回のフライト自身が万国津梁の精神に則るもので、東アジア経済圏の拠点として自立する与那国島(どぅなんちま)の確立に向けた確かな一歩と位置づけています。なお、このチャーター便は全国に搭乗者を募集しており、問い合わせは与那国町役場国境交流促進プロジェクト班0980-87-2241まで。3泊4日宿泊込みの49800万円のパックツアーも用意されている模様です。(写真は昨年供用開始となったばかりの2000m与那国空港)

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