やしの実流し

やしの実流し

 6月7日、田原市観光協会主催のやしの実流しが今年もおこなわれ、午後2時出発式を実施。このあと今年は95個のヤシの実を流しました。島崎藤村の「名も知らぬ遠き島より流れ来るやしの実ひとつ」のロマン溢れる歌を再現しようと、田原市観光協会が実施するこのイベントは、毎年ハーリーの日に実施しています。今回投げた地点は、鳩間島と平久保の中間地点。この日は、今朝方の豪雨で時化気味でしたが、到着した頃には少し穏やかになって、参加者は伊良湖の浜に向けてやしの実を投げていました。やしの実には登録番号が記されており、投入の主がおり、このやしの実を拾った人が田原市へ届けると、ヤシの実の主と拾った人の対面式が行われ、二人が田原市に招かれることになっています。残念ながら漂着先については沖縄は近いために対象外です。誰もが知る島崎藤村の歌「やしの実」は、郷愁深く、自己の行く末に思いをはせる歌。様々に感慨を深める曲です。ショートカットして最南端の八重山から流すことで、生み出された「藤村世界の再現」イベントは、南の島と本土の各地をつなぐイベントでもあります。本土から見た南の島への思いが詰まったイベントでもあり、南の島代表の八重山といえます。『2008年やしの実流し』の動画はこちら 『2007年のココナッツメッセージ』の動画はこちら

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