クルーズフェリー飛龍が石垣港を去る

クルーズフェリー飛龍が石垣港を去る

 有村産業の会社更生法に基づく更生計画の変更が認められなかったことから、5月27日午前11時45分、クルーズフェリー船「飛龍」が石垣港を出て、最後の姿を見せていました。残る「飛龍21」は6月5日に休止となる予定で、いよいよ日本最南端で貨客船の存在がなくなるという異常な事態が起きようとしています。有村産業は破産手続に入ると同時に、新会社設立のプランに飛龍・飛龍21の運航存続に含みを持たせており、貨客船復活の可能性も検討されてはいます。貨物船を運航する琉球海運も様子を見ており、今後の動向が注目されます。しかし日本の国境行政は、どうなっているのか。国境の八重山諸島、日本の最南端で起こった物流の珍事に、先島の住民は開いた口がふさがらない。

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