イルカが迷い込む

イルカが迷い込む

 新栄漁港に5月6日にイルカが迷い込んで、市街では話題になっています。イルカ&クジラ救援プロジェクトの安田雅弘氏によると、このイルカはハシナガイルカあるいはマダライルカのどちらか。この時期、南にいるイルカは北上して八重山近海を群で通過します。その際にサメに追われるなどして、群から離れてしまい、迷ったのではないかとのこと。イルカは音波を発して、障害物をよけることができる能力をもつものの、漁港などのコンクリ囲まれた場所に入ると、コンクリが迷路になって見え、なかなか出られなくなるとのこと。ましてや水質の悪い漁港内となれば、出るのは困難。5月7日午前11時半頃、イルカ&クジラ救援プロジェクトの安田代表がイルカに接近。漁港外に誘導して、無事、漁港から石垣港の回廊となるエリア付近へ出してやりました。このあと、石垣港から出すのは、そう並大抵ではなく、もう少し様子を見る模様。怪我を負っているわけでないことから、自然に外洋に出て行けるとのこと。この日、優しい市民らが、多数漁港を訪れて、イルカの姿を眺めていました。『イルカ救出』の動画はこちら

この記事をシェアする