またもリゾート問題浮上

またもリゾート問題浮上

 西表島のニラカナイ、米原のダイワハウスリゾートに次いでまたリゾートで問題が発生しています。記者には文字が読めないホテルが、このほど石垣島富崎で建設され営業となった矢先、近所から眺望がなくなり、借家が空いてしまったと苦情を受け、訴訟に。原告側には損害が発生しているといいます。海と陸を完全に分断してある護岸がガッチリあって、いわば死の浜状態の海岸線だ。無惨きわまりない海が広がっている富崎の海岸にリゾートを建設した企業は、なんとも日本人には読め切れない名を持つ大規模ホテルを出現させた。簡単に隣近所に悪感情を持つ人を生んでしまえるのは、都会的なシステマチックなやり口。確実に営利を産み出す目算が漂っています。しかしここは亜熱帯八重山。正面入り口しか見えない広大な場所に立つホテルは、まるでニューヨークのクイーンズのストリートに並ぶアパート。こういう実にドライな、国際的ともいえる風も吹いてくるというわけである。

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