4月28日午後2時から石垣市教育委員会2階会議室で、石垣市文化財審議会が行われました。冒頭、波平長吉教育長から文化財審議会へ「イシガキニイニイの石垣市文化財指定」の諮問がおこなわれたあと、文化財の主催事業についての報告が行われました。また沖縄県指定天然記念物「アサヒナキマダラセセリ」の保護対策について詳細に報告が行われました。アサヒナキマダラセセリは1978年4月1日に指定され、世界でも石垣島と西表島にだけ生息する貴重な蝶です。最近、密猟者が島で頻繁に見られます。捕らえた成虫は、ネット販売などで盛んに売買されているとのこと。委員からは、マスコミに密漁者問題が掲載されると、石垣島からは遠ざかる一方で今度は西表島に集まる可能性が述べられ、石垣島、西表島両方への監視が大事と、意見が出ていました。竹富町との連携をとって、市民・町民に密猟者の存在を呼びかけ、禁止されていることを訴えていく構えを確認しました。すでに密猟者が現れる場所には看板が設置されており、広く市民へも周知され、密猟者がいた場合の注意喚起が促されています。