今期のマンゴー未経験ゾーン

今期のマンゴー未経験ゾーン

 今年のマンゴーは、豊作と不作が農家によって混在する模様です。というのも、最初の開花が低温と日照不足で開花が遅れ、収穫も一ヶ月ほど遅れていく模様。この状態は八重山でのマンゴー栽培の歴史上初の経験。農家は、現在、温度管理に全力投球です。ハウス内が35度以上になると高温障害から、着果した果実を次々に落とし出すため、ハウスのビニールを外して温度を下げる作業におおわらわ。また収穫が遅れること、生まれる危険性。それは農家がもっとも恐れる台風シーズンに近づくことになること。1月2月の開花時の低温で開花が遅れ、そうなれば次は着果時の高温障害で着果率が落ちる。また着果しても順当に育たず、落ちてしまう。そして近づく台風シーズン。まさに挟み撃ちである。一応、多くのハウスで着果はしている模様で、次はその維持が問題。今、マンゴー農家は、気温の変化に神経を尖らせています。

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