春の交通安全パレード出発式

春の交通安全パレード出発式

 4月4日午後5時から市民会館前ピロティーで、春の交通安全出発式がおこなわれていました。集まった関係者約100人が、交通安全をアピールするために集合。石垣市民会館から730交差点にでて市役所までのコースをパレードで交通安全を訴えるというもの。まきら保育園の園児による熱い交通安全アピールを交えた演舞が会場を和ませたあと、出発式がおこなわれ石垣市長、大浜長照氏が、子どもや老人などの社会的弱者を基本的に守ることを目的におこなわれる春の交通安全は、特に交差点における不注意や油断が事故のもとになっており、交通事故の実態を多くの人に知ってもらうことで、交通事故を防いでゆきたいと述べていました。三光電設の安全担当者が、自社での取り組みを紹介し、仲間が交通事故に遭わないために、防衛運転と安全運転に気をつけることを呼びかけ、講習などを通して啓発を高めている話を披露。真剣さが伝わってしました。道に飛び出す子どもがある実態と高齢者の考えられない油断や不注意は、大人の側で配慮と注意を高めすぎても、やりすぎることがない。島は、今ほど活性していなかった時代には、交差点で信号がないためながら、譲り合ってスムーズに通れなかったこともあったのが15年前。今や、交通量の増加で信号が増え、止められた分の挽回や、いち早く黄色信号を駆け抜けようとスピードを出して走る時代になっています。八重山タイムといわれた、おおらかな時代は遠くなりつつあり、そこに痛ましい交通事故増加が、迫っています。八重山土地バブルと観光活性化とともに起こってきている、徐々に高まるスピード社会。島をよく知らない観光客や幼い子ども、老人を巻き込んだ交通事故は、島で迎えている新時代の見えない圧力が弱者へ回るまさに典型。この功罪に対する真剣な自覚と配慮が必要です。

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