当たり年の黒島

当たり年の黒島

 黒島は、例年、沖縄県内最初の牛の初セリから、旧正月の綱引き、黒島牛祭りとイベントが連続。しかも今年は3月23日に黒島宮里海岸で日本一早い夏を告げる八重山海開きが実現。2008年の上半期は黒島年です。さて、今年で16回目を迎える黒島牛まつりが今年も盛大に開かれ、2000人を越す多くの来場者で会場は賑わいました。黒島は、牛の島で知られ畜産がさかんなところ。人口約219人の島に約3300頭が飼われており、人の15倍以上の牛がいることで知られています。2月24日、午前10時から黒島の保里にある黒島牛まつり会場に、多くの人が船に乗って足を運びます。この日は、年に黒島の活性化を願って、黒島住民総出で牛の祭りを実施する日。開会式では、宮良道子実行委員長が挨拶に立ち、島のオバアである自身と、島の若い青年達と取り組んで、問題が生じると即座に対処して、解決する素早さに感動しましたと、手作り感ある挨拶がおこなわれ、この日が迎えられたことを島人全体で喜んでいるのが伝わりました。今年は、例年より緊縮財政で、無駄を省いて、これまでの地元の負担を軽減。赤字続きをクリアすることに力が投入されました。長続きさせるには、大事な要素です。平成4年の自治省の事業のハートフルフェスタからはじまり、自立して開催したのが平成7年から。離島振興のお手本です。がんばれ黒島。(写真は牛と人との綱引き)

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