石垣少年自然の家まつり

石垣少年自然の家まつり

 3月2日午前9時半から石垣市にある石垣少年自然の家で、少年自然の家まつりがおこなわれました。11年前にはじまったこのまつりは、少年自然の家のフィールドを地域の人々に広く開放して、子ども達に楽しいイベントに数多く挑戦してもらおうと、毎年実施されています。このまつりを通してこの施設への関心と、親しみを深めてもらおうというのがねらいであり、体育館から研修室、ピロティー、庭など、施設をフルに活用しておこなわれます。
 4年前からは小中学校の週休2日制から、子どもの居場所づくりの一貫で、ボーイスカウトなどの広範囲な市民ボランティアスタッフが加わっておこなわれており、地域と一体となったまつりになっています。イベントは、種々のクラフト制作から薪を焚いてのパンや菓子づくり、餅米を空き缶で炊いて、また餅を突いて餅づくりなど、広範囲な取り組みがおこなわれていました。
 枯れ木や、木の実、マーニなどを素材に、おもちゃ、置物、昆虫などの種々のクラフト制作コーナーは人気で、自然素材を手に遊ぶ機会を与えてあげようと、親子で挑戦する様子が見られました。このほかペットボトルをつかった工作、また紙に書いた絵が熱を加えるとプラスチックに早変わり、マイキーホルダーができるというプラホビー工作など多彩です。林野庁の西表森林環境ふれあいセンターも、紙でつくる竹トンボコーナーで参加。親子ずれで賑わっていました。
 ボーイスカウトが火を焚いてつくるのは、棒に生地を巻いたパンと「サモア」と呼ばれる菓子。サモアは、マシュマロを火であぶり、溶けたところをクラッカーに載せ、チョコレートも乗せてもうひとつのクラッカーでサンドイッチにして食べるお菓子。ボーイスカウトの子ども達が、集まってくる幼い子どもに、サモアをつくって上げるなどしていました。
 八重山星の会は、生まれた日の夜空の星座の写真をコーティングのサービスや、特殊なフィルターで太陽を見るなど、天体を身近に感じるコーナーを展開。子ども達を喜ばせていました。

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