オニヒトデ対策連絡会議

オニヒトデ対策連絡会議

 2月29日午後6時から国際サンゴ礁モニタリングセンターで八重山地区オニヒトデ対策連絡会議がおこなわれ、多くのダイバー、漁業者、オニヒトデの駆除にかかわった人々が参集しました。平成18年8月から平成20年2月までのオニヒトデ駆除報告がおこなわれて、オニヒトデの数が近年にない増えようで、広範囲に増加している状況が発表されていました。昨年との違いは、数もさることながら、サイズが小さいこと。産卵した卵が、普通はサンゴや魚に食べられてしまうのですが、これが多く生き残って、成長しており、発見される個体がほとんど小さく、今年の4月には産卵する可能性もつものです。元来、オニヒトデの大発生と言える状況が、15分以内に10匹発見できるケースをいうもの。現在は、大発生といえる状況にはないことが判明。しかし、徐々に増え出していることは明らかで、海で仕事をしている人には危機感が根強くあります。この日の会議では、「大発生」とはいえないという、まず最悪な状況にはないという話に、肩すかしをくった雰囲気。危機感を持つ人には、なんとしても大発生は防いで欲しい。しかし、じわりじわり来ているオニヒトデの増加数に、地道に駆除するしか手はない。最近では、2月26日から4日間、カナラグチ、ユイサーグチ、ウーロマガイ、シモビシ海中公園で3800匹が駆除されています。どこかで、卵が育成されてしまったエリアがある。そこを見つけて、そこでの取り組みが待たれるのでは・・・?。

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