旧正月で黒島大綱引き

旧正月で黒島大綱引き

 2月7日は旧暦の正月。竹富町黒島では、旧暦で正月を祝う風習が今も残っており、毎年旧正月には、黒島の仲本集落と東筋(あがりすじ)集落の2つ集落で、旧暦の正月を祝う大綱引きがおこなわれます。生憎の雨模様の中、この日の午後2時に東筋集落にある黒島伝統芸能館の前では、東筋集落の人々や石垣島に住む黒島東筋出身者が200人以上集まってきます。五穀豊穣、家内安全を祈願する黒島の大綱引き行事は、まず正月ユンタではじまり、人々は北と南の2手にわかれて掛け合いで正月ユンタを歌います。昔から歌い継がれてきた正月ユンタが、東筋集落に響き渡ると、家で正月を祝っていた人が会場に足を向け、その賑わいに観光客も、続々会場に集まります。雨に濡れながら銅鑼と太鼓の拍子にあわせて、手拍子が会場いっぱいに広がり、長いユンタが歌われていました。歌の合間に、神酒が接がれて、参加者は祝い酒を一息に呑んで、会場を盛り上げていました。カマと長刀を持ったツナノミンがおこなわれたあと、大綱引きがおこなわれ、南と北に別れて綱が引かれました。南が勝つと豊作になるとのこと。この日は、南が勝利。また二手にわかれて、南の側が「ニシがまけっそ」と、はやし立てた後、「ヨイシン、ヨイシン」と、互いに盛り上げます。最後は北からミルクが登場し、南の長老に五穀の種子が授けられて、大綱引きは無事終了となりました。

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