校舎のそばでカンムリワシの観察会

校舎のそばでカンムリワシの観察会

 石垣島北部の桴海於茂登の山と富野海岸に挟まれて立つ、自然豊かな石垣市立富野小学校。その生徒らとともに、環境省とカンムリワシリサーチのメンバー、佐野清貴氏と小林雅裕氏がカンムリワシの観察会を実施。2月8日午前8時半に、カンムリワシリサーチのメンバーと環境省の職員が富野小学校を訪れ、生徒たちに一昨年に保護されたカンムリワシが、すぐ近くでペアリングの兆候があることを説明。夫婦になるかもしれません。これから観察に行きますと、校庭のとなりにある谷に向かいました。2006年8月31日に発見されたカンムリワシで、その発見場所は、富野小学校の隣にある谷のそばの道路上。当時のカンムリワシの症状は、右足に重度の内出血・感覚異常が見られ、起立できない状態。レントゲン撮影で、人では骨盤にあたる坐骨の骨折がみられ、交通事故と判明。栄養剤の投与、強制給餌で治療を続け、9月初旬から回復の兆候が見え始めて、中旬頃から飛行訓練などのリハビリに入り、飛行能力も十分回復したと判明し、2006年10月4日に放鳥されたもの。あれから1年4ヶ月間、このカンムリワシは、富野小学校では「夏美」と名が付けられて、富野地域で見守られてきました。カンムリワシが見られるポイントにつくと、カンムリワシリサーチのメンバーが、さっそくフィールドスコープで照準をあわせ、子ども達に見せます。生徒らは熱心にカンムリワシを観察。この冬の時期は、カンムリワシの餌となるカエルやヘビ、昆虫類が、少ないためにおなかを空かしているものが多いとカンムリワシリサーチのメンバーが説明。この日近くで見られたのは、「夏美」ではなく、オスのカンムリワシで、2羽が輪をかいて空で舞い飛ぶペアリングのシーンが見られるとのこと。近く、夫婦になるかもしれませんと、子ども達に説明していました。いつもみるカンムリワシを、この日は双眼鏡やフィールドスコープで間近に見て、子ども達は、うれしそうにしていました。

この記事をシェアする