タバコプロジェクト

タバコプロジェクト

 禁煙講演で奈良県の事例を発表したのは、高橋裕子奈良女子大学大学院教授。「奈良県の子どもタバコプロジェクト」と題して、タバコを止められなくなっている子ども達の禁煙の取り組みを実施した奈良県の事例について、講演がありました。奈良県のタバコゼロプロジェクトについて説明があり、その3つの柱が説明され、ひとつは、奈良県では学校の敷地内での禁煙が実現しつつあること、もうひとつは禁煙支援で、教職員やPTA、児童生徒へのニコチンパッチ治療。そして最後は、5歳児からの喫煙防止教育。これらは、厚生労働省からの支援で実施していることを紹介。高橋裕子氏は、喫煙者の50%の人が18才までに喫煙していることを発表。医師でもある高橋さんは外来で治療する中、普通の中学校で吸ってしまっている子どもが多いことを実感。中には、8才の子どもが3人も、禁煙のために外来に来るという事態を報告。子ども達がタバコをやめられなっている実態に対して、どういう取り組みをしているか話され、ニコチンパッチによる治療を実施している状況を説明。また、紙芝居などの教材も紹介し、石垣市へ提供してあることが報告されました。このあとの質疑の時間では、与那国から参加した校長や、竹富町の養護学校の教諭から禁煙できない教諭への対応や、竹富町も禁煙の紙芝居や絵本がつかえないモノかという声が上がっていました。

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