健脚勝負は与那国2連覇

健脚勝負は与那国2連覇

 今年も、1月恒例の行事、石垣市中央運動公園陸上競技場をスタートに石垣島東回り一周でおこなわれる八重山毎日駅伝(八重山毎日新聞社主催)の火ぶたが切って落とされました。これは八重山地域の健脚が集合して、16区間を19チーム304名が石垣島東回りコース(全76.1キロ)で競うモノ。タスキをつないで駆け抜けるのは、各地域の期待を一身にひきうける各代表16名。石垣島の南国路を、青い海や緑の山をバックに、地域・郷友の応援の声を受けながら駆け抜けます。1月20日、午前9時の号砲で高校男子の一区4.8キロの走者が一斉にスタート。陸上競技場のトラックをトップで出たのは、小浜の大久勇真くん。後続は与那国の長尾蓮くん。3区の宮良橋では、最初に現れたのはゼッケン番号1の与那国の与那覇旭博司くん。それをすぐ後ろで続く波照間の大仲将平くん。しばらくおいて、35番の新栄町の新里征史くん、竹富島の宇根東杜くん、白保の多宇雄飛くん、デッドヒートの川平の福里航くんと真栄里の川満一喜くん、そのすぐ後ろを小浜の松竹和樹くんと大川の平良太郎くん。5区白保郵便局前では、与那国がトップを維持。波照間が続き、白保、川平、新栄町と続きます。5区のカラ岳手前の三叉路では、4人を抜いて新栄町がトップに急浮上。波照間、北部が浮上し、与那国、白保と続きます。そのあと竹富、川平続きました。6区からは応援の車が許され、後ろから応援の声がかかり続けます。前半で白保が、脱水症状・肉離れというアクシデントから順位後退。かつては7連覇を遂げた歴戦のツブ揃いチームも、予期せぬアクシデントには勝てません。前半は与那国、北部、新栄町の順で勝利。後半10区で先頭は、与那国。その後は波照間。新栄町、北部、竹富島、新川、川平、大川、白保、大浜の順です。名蔵15区では、与那国の独走が確定的です。かくして陸上競技場には、与那国がトップでゴール。前半優勝、後半優勝で完全優勝を達成。用意されていた2連覇の横断幕が広げられ、胴上げがおこなわれていました。『八重山毎日駅伝』の動画はこちら

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