1月12日午後1時半、石垣市役所玄関を集合場所にして、新春探鳥会が実施されました。自然に触れ、自然の良さに触れてもらおうと、市民へ呼びかけたところ33名の参加者がありました。石垣市は景観の大切さを条例制定を通してアピールし、また市民と共有することに力を入れており、また環境省もアンパルのラムサール条約制定から、より多くの市民にアンパル干潟のすばらしさを知ってもらおうと実施しました。一昨年来第一回が開催されておりこれは2回目。2006年の石垣市の7太陽年での開催以来です。マイクロバスに乗って出発した一行は、アンパルそばの橋に到着。橋のそばでセイタカシギなどを観察。数多くのセイタカシギの姿をじっくりと、フィールドスコープなどで見ていました。移動して水田に出れば、頭に冠をもつタゲリや、まだ白い羽根に覆われた、初々しいカンムリワシの幼鳥を観察。新春からカンムリワシの幼鳥を観察できて、幸先がいいと、参加者は悦んでいました。また、タゲリもそう簡単に見られない野鳥で、頭にある立派な冠の羽根を見て、凛とした姿に釘付けになっていました。移動してアンパルの干潟に下りれば、野鳥の大好きなカニの生息を観察。ミナミコメツキガニやシオマネキや、橙色のハサミをもつヒメシオマネキなどを観察。参加者は、広々としたアンパルの干潟で、この日見た野鳥の営みを思い返し、自然環境のすばらしさと、保全の必要性を改めて感じていました。『新春アンパル探鳥会』の動画はこちら