南の島の氷灯ろうまつり

南の島の氷灯ろうまつり

 雪のない南の島で、クリスマスの雰囲気を生み出し、地域活性化に役立てようと、8年前から石垣青年会が実施しているこの「南の島の灯ろう祭り」が今年も開かれました。12月22日午後6時半過ぎに、子ども達の横笛の行進を皮切りに、まず点灯式がおこなわれました。石垣小学校の北側の路地で、いつもは暗い道に4mの高さのクリスマスツリーのイルミネーションを出現させました。また路地沿いに70の灯籠に蝋燭が灯されて、幻想的な雰囲気が当たりを包みます。家族連れやアベックがたくさんあつまり、闇夜に蝋燭と氷が生み出す浪漫溢れる光の芸術に目を見張っていました。特にちびっ子たちは、冷たい氷に触れることははじめてのようで、興味津々で氷のそばに集まっていました。氷のもつ自然の紋様に浮き立つ蝋燭の光は、様々な光を生み出し、趣のある風景を生んでいます。このほか、氷の彫刻もお目見え。石垣出身大嶺裕太投手がロッテに入団したことと、来年はそのロッテが石垣島でキャンプをしたことから、島ではロッテへの期待が盛り上がっており、この日、ロッテのキャラクターのマーくんの氷の彫刻が披露され、子ども達がマーくんに触れて、大喜び。何度も氷を撫でていました。このほか、手裏剣のコーナーなどでは子ども達がゲームに興じていました。雪のない亜熱帯の石垣島で、氷をつかったクリスマスムードづくりは、多くの人に好評で、この日も多くの市民があつまり、ロマンチックなひとときを味わっていました。今年は、氷灯籠に力を入れ、その幻想的な雰囲気づくりに力を入れた模様で、4mのツリーは氷ではなかったものの、ツリーの足下は氷が置かれて、子ども達はその氷に集まって、ひんやり冷たい氷に触れていました。『南の島の氷灯ろうまつり』の動画はこちら

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