12月14日10時30分、サンエー石垣シティーにマクドナルドがオープンしました。日本マクドナルドが離島にお目見えは長崎の福江島以来。しかし今回の石垣島進出は、思い切った取り組みに見えます。というのも、全国初の福江島店は休業に追いやられています。離島での営業の難しさはやはり、フランチャイズを維持できる物流の利便性もさることながら、島への都市型のライフスタイル浸透が重要なポイントのはずです。島の経済傾向からすれば、食事づくりに手間が取れない共稼ぎ家庭の増加と塾通いの鍵っ子の増加がポイントになる。加えて先行して入ったモスバーガーの2店で市場の存在も嗅げる。島の暮らしのスタイル変更が押し寄せるのでしょうか。島のサイズは、閉店の福江島は３２６平方メートル、新規の石垣島は２２３平方メートル。福江は長崎から１００キロ。石垣は那覇から４３０キロ。ゾッとするデータです。にもかかわらずの英断に、島人は感謝しています。国内最南端という不便な離島に日本マクドナルドがあると、まず胸を張れます。
