12月6日午前10時、スタートラインに戻って両候補が揃い、くじ引きによる繰り上げ者を確定する「当選人更生決定選挙会」が石垣市役所会議室で、10名の立会人の元、前内原用吉石垣市選挙管理委員会委員長によっておこなわれました。昨年の石垣市議会議員選挙で当選した亀谷善一の選挙違反が判明。同氏が公職選挙法違反で逮捕され、議員辞職したのが選挙から3ヶ月たっていないことから、落選した次点議員が繰り上げとなるため、716票の富里八重子候補者が議員となりました。これに対して、715票で落選した仲嶺忠師候補者が、無効票の中に自分の票があるとして富里氏の繰り上げ当選の無効を石垣市選挙管理委員会に申し立てました。石垣市選管では却下され、県選挙管理委員会にも申し立てましたが、却下。このことから、福岡高等裁判所那覇支部へ仲嶺氏は県選管の採決取り消しを求めて訴えたところ、仲嶺氏の主張する2票の内1票は有効ととらえて、両者同数と裁定。これに、県選挙管理委員会と仲嶺氏と富里氏が最高裁へ上程したものの、最高裁で門前払いとなり、判決は確定。富里氏も仲嶺氏も716票同数となることから、公職選挙法で決められたくじ引きでの決定となりました。11月29日には、富里氏の繰り上げは無効となり、迎えた当日、クジを実施。くじを引く順番の予備くじを引いた後、本くじがあり、それは22番のクジ棒と23番のクジ棒が用意され、22番のクジを引いた方が当選となることが説明されました。(石垣市議員定数が22であることから)このあと仲嶺氏が1番にひくことになり、実際本くじをひいたところ、仲嶺氏は23番。富里氏は22番となり、富里氏が当選となりました。