11月17日午前10時から石垣市議会議場で子ども議会が実施されました。市制60周年を記念しておこなわれた石垣市子ども議会は、去る11月1日には各中学校で選ばれた生徒へ、委嘱状が交付されており、この日予め届けられている質問事項を、議会壇上で読み上げ、石垣市当局への回答を求めていました。質問内容は、多彩。石垣市が直面している課題や、中学校の地域で感じられる身近な問題を取り上げていました。県立図書館廃止問題や国からの図書費について取り上げる中学生議員もいましたが、質問は一人一度に限定されており、全体的に議論の熟度へ不満も。全国的な既存議会の文書読み上げ議事傾向が、そのまま落ち着いた感あり。ただ本番市議会議事で頻発する「休憩」の声がないのが、すっきりして気持ちよかったのでは。傍聴席は、父兄や市議会議員らで満席。石垣市当局が市政運営と街づくりに活かしたいという目的での開催。ただ、現職市議会議員らの追求が手ぬるいという意味か否かは不明。教育関係者の市予算への不満燻る中、そんな声が子どもから集まれば、叶えられるのかと、そこも疑問。