クジャク、オオヒキガエル、そして新たにシロアゴガエルと駆除しなければならない生物種が八重山では増えています。石垣島も西表国立公園に編入されたためです。シロアゴガエルは寄生虫をもつため、在来種への影響が甚大です。また、繁殖力が高くすでに沖縄本島、宮古島では広く蔓延しています。八重山は国立公園の地。まだ侵入初期段階であれば徹底駆除が素早くスタートしたわけ。寄生虫をもつとなれば影響は甚大で環境省はメンツをかけて防除に取り組みたいところです。ツボカビの侵入も素早い対応でした。これら温暖化の影響と見ていいはず。今回は、6カ所の内の一カ所である集水マスに塩素を投入。前日には、集水マスの在来種オタマジャクシの救出を実施。ヌマガエルやヒメアマガエルなどの島生まれの在来種オタマジャクシを網ですくい取り、瓶に移します。集水マスは1m四方で深さは30センチほど。投入される塩素は、水道水にも投入されているもので、いわばカルキ。水道水が0.4から0.8パーセント。プールは0.4から1パーセントで水を消毒。今回は、0.4パーセントを目的に、調合され、3グラム分を水に溶かしてかき混ぜ、投入しました。効果が薄いために、0.9グラムを追加。すると、シロアゴガエルのオタマジャクシが浮いてきて、しばらくは動いていましたが、弱っていくのがわかります。約40のオタマジャクシが水面に浮いてきました。水底でも多くのオタマジャクシが駆除された模様です。