子ども達には海での観察会は、なにかと楽しいようです。海での生物探しは、広々とした海岸を自由に探し回るとあって、カニを捕獲して回る子どもや、ウニを探すこどもなど、のびのびできる時間です。今回、観察する海岸には、下水口があり、子ども達は、臭いのあるこの一角に注目。ガイドは、自分たちの台所とつながっている下水口から、今、見てきた海の生物が生息する場所に、この汚水が流れていくことを説明。カニやウニ、ナマコなどを捕食する魚も、またそれよりも大きな魚に食べられてゆき、人間が食べる魚のエジキになることで、人の口にも魚が回っていくことが話され、海の環境を守る意識が必要であることを、学習していました。しばし、黙りこくった子ども達でしたが、少々ショックだったかもしれません。このショックに対するフォローこそが、学習のチャンス。教育の本質かもしれません。