海でのパニック要因は、ハブクラゲ・ウミヘビ・ゴンズイの大群。そしてもっとも多いシュノーケルへの水の侵入。驚いて立ち上がろうとして、アシヒレの不便さを痛感。サンゴを蹴れば、なお混乱。腕をひっかき、足を切り、痛い痛いと。そこに突発の大波が7つほど続いて、水でも飲んで咳き込んでしまえば待っているのはパニック。その海の美しさに、安心してのんびりしがちな八重山の海岸ですが、パニックは自意識では制御不能。そうなれば同伴者を救える余裕もありません。逆に巻き添えさえしかねない。子ども連れでの危険海岸での海水浴は、まず自殺行為。どうしても入るなら、ウエットスーツに救命具を装着するぐらいの気持ちが必要です。そして流される覚悟が必要。あとは外洋で鮫の出現がないことを祈るだけ。安易に危険な海岸を紹介するガイドブックや、シュノーケルを貸し出す業者も問題では。(写真は、7月21日に水死事件があった仲本海岸。)