離岸流が露見

離岸流が露見

 台風が去った翌日、7月14日の朝、米原海岸の魔の海域がくっきりとリーフの白波に見て取れました。外洋へ鋭い流れを見せる離岸流。この流れる4筋が、ひとつひとつくっきり見えます。外洋とリーフを区切る白波が、嵐の前後にどこでも岸から見えます。しかし、この米原海岸では、よくよく見れば、白波が立たない場所が、4カ所、点在します。それが魔の離岸流のポイントです。米原海岸は、多くの観光客から人気で、たくさんの熱帯魚が見られる場所として知られています。石垣市指定の海水浴場である底地ビーチより人気スポットとなっています。しかし、この米原海域は遊泳禁止エリア。毎年、水難の犠牲者が出ており、魔の海域でもあります。残念ながら、知らないで安易に近づく人の多い場所でもあります。仲間でシュノーケルを楽しんでいる内に、気がつくと、さっきまで泳いでいた人がいなくなる。あるいは、動かなくなって浮いている。海岸のすぐそば、あるいは足がつく場所で事切れている。恐ろしい場所です。なぜか周囲の人に気づかれません。また、リーフの外に近づいて、離岸流に巻き込まれてしまうケースもあります。リーフ内は常時西から東に流れがあり、干満のタイミングで流れは早くなります。この流れの出口が、離岸流のポイント。リーフが細く切れている場所に、激しい流れが発生しています。しかし、海面の波は、沖から岸への波が見えるために、流れが見えない。ところが、表層の波とは無関係に、流れは外洋へしっかり流れてゆきます。台風の次の日、くっきり見える魔の離岸流ショー。平時、突如、足ヒレでいくらばたつかせても、前に進まなくなる瞬間を味わえば、即背筋が寒くなる。で、もう手遅れのパニック到来。恐るべし米原の海の、平時は見せないもうひとつの顔です。『離岸流の発生場所が見える』の動画はこちら

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