愛のココナッツメッセージ、やしの実流しがおこなわれました。6月18日午後2時から離島ターミナルにやしの実を持つ黄色いTシャツ集団ができました。これは、愛知県渥美半島の伊良湖岬にちなんだイベントで、島崎藤村の「名も知らぬ遠き島より流れくるやしの実ひとつ」で有名な詩を、現実にと、毎年行われているもの。
黒潮にやしの実を石垣島から投下する人とやしの実を拾った人が、伊良湖で出会うイベントで、今回で20回目。拾った人は抽選でペア5組へ伊良湖の旅が贈られるというものです。
流すやしの実は、毎年多くの応募があり、今回は111個を投げ入れます。その内の19名が石垣島に来て自らやしを投入します。
最初は渥美町が実施してきましたが、市町村合併から渥美町は田原市と合併したため、主催は田原市観光協会。この日は田原町観光協会ほか50名を越す大所帯が、離島ターミナルで出発式を実施しました。
船は黒潮に向けて出発。40分ほどで鳩間と石垣島の間に到着。黒潮が洗う海原めがけて、やしの実が投げ入れられました。かけ声に合わせて、111個のやしの実が次々に投入され、ひとかたまりになったやしは、波間に浮かんで、黒潮に乗って遙か伊良湖の岬を目指します。
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