新石垣空港建設工法モニタリング委員会

新石垣空港建設工法モニタリング委員会

 6月15日、新石垣空港建設工法モニタリング委員会の第2回目が開催され、現場を視察のあとに委員会が開かれました。今年度は、本格的な土の移動がある工事となるために、正念場の工事で、赤土対策に関して、入念な確認がおこなわれていました。建設業者にしかわからない「かま」などという、委員である大学の教授にもわからない用語が飛び出す説明がおこなわれ、事務局と委員との共通認識をたどる手続きが、ちぐはぐする場面もありましたが、赤土対策をひとつひとつ確認して、調査項目の確認もおこなわれていました。委員が追加で要求する調査項目が、事務局側での手落ちで、資料に載っていないだけで、実際には実施する計画になっているなど、緊張感が少し疑われます。専門家の先生も、事務局に気を遣って、やんわり発言していますが、本来は監視する側のはず。しっかり監視して、万が一にも大量の赤土流出となってしまえば、それこそ極端に言えば空港建設の頓挫もありえる。緊張感がほしいところです。傍聴席には、赤土対策に万全の体制を期す、関心の高い建設業者が多数出席。一方で一般市民の姿は見られず、空港反対派は、ひとりほど。日本一環境保全にやかましい空港の建設が本格化する時です。県は目立たず粛々と進めたいようですが、目立つことを避けてしまえば、せっかくの自然にやさしい空港づくりのアピールがおろそかになれば、利するのは反対派では。?

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