6月のこと。八重山支庁の北西側駐車場でイソヒヨドリが親子で鳴き交わしているのが見られました。スズメ目ツグミ科イソヒヨドリ属。オスの親イソヒヨドリは、見た目がしっかり青く、実にわかりやすい。しかしメスが淡い青で、オスとはまったく違う色。なにしろ目立ちません。この日、親のオスが尾羽根を地面で叩いて、雛を呼んでいるのか、しきりに鳴いて誘導しています。雛もしきりに鳴き交わし、親の動きに答えていました。もともと、イソヒヨドリはヨーロッパ南部から日本に到るユーラシアで繁殖し、冬場はアフリカやアラビヤ半島・東南アジアに渡る、渡り鳥。日本のものは亜種で、留鳥。正式には亜種イソヒヨドリとか。八重山支庁の建物が気に入っているのか、よく建物の上の階で鳴いているのを見掛けます。本来、イソヒヨドリの初鳴きは9月。子育てが一段落する直前のようすでしょうか。『イソヒヨドリの鳴き交わし』の動画はこちら