サンゴの産卵

サンゴの産卵

 5月28日午後7時から川平湾ではサンゴの産卵が始まっています。旧暦の4月13日は待ちきれずイノーのミドリイシが一斉に産卵したようです。5月29日に川平湾を夜の10時に潜れば、大量のサンゴの卵が流れてきました。まだ、ゴカイの大群は見られません。海一面が赤い粒で覆われ、独特の生臭い匂いがあたりに漂っていました。この日の一斉産卵した種類はミドリイシのようです。1カ所で産卵が始まると、そこで30分ほど産卵が続きますが、その後は止まります。卵は魚の餌になるため、大量に産卵して、生き残りをかけます。熟した卵を出したあとは、未熟なサンゴの卵がまだサンゴに残っており、次なる産卵を持っている様子がしっかり見えます。大産卵があると水中はまるで宇宙空間をさまよっているような、不思議な気分になってしまいます。 『サンゴの産卵』の動画はこちら

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