石垣島の海浜が騒がしい

石垣島の海浜が騒がしい

 観光客がレンタカーで乗り付け、平日に海岸で昼から遊んでいる。それは、観光客だから当然です。しかし、人があまり来ない場所にとなれば、ちょっと問題。いつもは静かな石垣島の海辺が、騒がしくなっています。最近、インターネットで勝手に細部にわたって人の入らない海岸を紹介して、静かな浜辺へ人を誘う輩も出現。何が目的でしょうか。近くに暮らす人には、心配な現象を生み出しています。浜に馴れていれば安全ですが、よく分からない人が、人の近づかない海浜で遊べば、藪にはハブがおり、巨大なスズメバチもいます。ヤブ蚊の群れもおり、木々には大型の毒虫が人の触れそうな枝に隠れています。水中にはハブクラゲ・オニダルマオコゼなど。また離岸流がある危険な海岸も多数あり、岩の割れ目に吸い込む口が突然に現れる場所もあります。何も知らずに、遭難すれば、発見も遅れます。波にさらわれた友人を助けるべく、近くの人に助けを求めて、そこで加勢した人が逆に遭難して亡くなったケースもあります。さらわれた人が助かって、助けにいった人が亡くなる。こういう事例を考えると、海浜の勝手な紹介は、無責任すぎます。海岸の危険性をよく知らない人についていって、命を落とした事例は多数あります。ましてや酒を飲んで遊んでいて溺れた人を、助けにきた人が逆に遭難するなんて、あってほしくない話です。

この記事をシェアする