5月10日午後3時30分から八重山福祉保健所の玄関で、沖縄県中央児童相談所八重山分室の看板設置セレモニーがおこなわれました。
この日、伊波輝美福祉保健部長が挨拶に立ち、懸案だった県児童相談所八重山分室の設置ができたのは、多くの人々の尽力によるものと述べ、関係者へ感謝の言葉を述べていました。
八重山における児童に関する相談の件数は、17年度で218件。宮古の150件よりも68件多く、また児童虐待では19件と、糸満12人、浦添18人、那覇市101人など、人口比で比べると八重山は最も多い件数で、深刻な事態を打開しようと、設置されました。同相談所の分室設置は県内初。八重山分室は、福祉保健所の4名(金城まさ子所長ほか3名)と、専属の児童福祉士と児童心理士の2名の計6名で運営され、相談には専属の2名が対応します。
看板設置では、伊波部長と金城まさ子八重山福祉保健所長が看板を手に設置。関係者の拍手を受けていました。看板設置は、八重山福祉保健所ですが、実際の相談できる場所は、八重山支庁一階の福祉班のいる場所でおこなわれ、その場所には2つの相談ブースがあります。
子どもを親から引き離し保護するとなった場合は、子どもの保護施設は沖縄本島の中央児童相談所にあるために、沖縄本島へいくことになる模様です。