新石垣空港建設にともない、沖縄の貴重種となるコウモリの生態への影響を最小限にするために、環境保全策が取り組まれています。 その中のひとつ、人工洞窟が現在建設中で、まもなく土の中の構造物が完成し、土に埋められようとしています。 新石垣空港の事業は、周辺地の豊かな自然環境に配慮しており、環境影響評価について学識経験者や自然保護団体で構成する3つの委員会(環境権検討委員会・建設工法検討委員会・小型コウモリ類検討委員会)で環境保全策を検討。その対策に基づいて事業を実行しています。なかでも3つの委員会の内の、小型コウモリ類検討委員会で、この人工洞窟が提案され、実行されました。 全国でもめずらしいこの人工洞窟は、全国一の規模をもっており、ヤエヤマコキクガシラコウモリ、カグラコウモリ、リュウキュウユビナガコウモリのそれぞれの生態に配慮して、内部構造が設計されています。