4月24日午後2時から、石垣島の宮良にあるタフナー原(ばる)で、石垣市主催の平成19年度の明和大津波遭難者慰霊祭がおこなわれ、多くの市民が会場を訪れて、冥福を祈りました。 まず犠牲者への一分間の黙祷からおこなわれたあと、石垣市長大浜長照が挨拶に立ち、西暦1771年4月24日、石垣島の南南東沖で発生した大地震により、大津波が八重山諸島を襲い、遭難死亡者9300名あまりを出し、その後も凶作や飢饉、伝染病により壊滅的な被害を被ったことが記録されていることを述べていました。 未曾有の災害による遭難者の冥福と、災害が後世に語り伝えられていくことを目的に、この明和の大津波の慰霊塔が建立されており、犠牲者への冥福とともに、防災意識の高揚を図るために、慰霊祭を実施するもので有ることを述べていました。