島の自然は特別なもの

島の自然は特別なもの

 子ども達が中高校卒業後、島から出ても、島の自然のすばらしさを見直して島に帰ることで後継者が成り立ってきた。 このサイクルが危機にある。本土資本が破壊する島の自然は、島の将来を破壊していることになる。島の子ども達は、島で一生を過ごすのではなく、島に出て島の外の世界を学んで、帰ってくる。本土の自然の荒廃を知り、島の自然のすばらしさを再評価して、戻ってくるのだ。その大事な島の自然を、投機のためにごっそりブルで均し、分譲地にする。あるいは、屎尿や排水を、東京湾と同じ感覚で海に流す、リゾートホテルが進出して、採算次第では基準値だから問題ないだろうと、開き直れる法律を盾に、居座るつもりで、後々は、分譲地の開発で、なお儲ける算段。30年前の手法をまだ追いかけていることもわからない、焼き直しとオリジナルの見分けもつかない起業家が、見せかけのハコモノづくりに奔走。この八重山で所有欲に満ちた窮屈な夢を追う。 彼らが自然を荒し、やがて放置するときの損害を請求する権利。これを、生み出す必要があるのではないか。自然を破壊して、やがて放置する異邦人に損害を請求したい。

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