波照間島の古い道

波照間島の古い道

 波照間の集落には、古い道があります。この狭さから、石積みをフクギの内側に積み直す家が増えて、のこる場所は少なくなっています。 往事の町並みを残す波照間の集落は、かつて竹富島に町並み保存地区指定が国から打診された時、波照間島にも声がかかったといわれています。いわば、この島にも赤瓦に石積みとフクギのたたずまいが評価されていました。 しかし、波照間は、当時は農業に力が入っており、竹富島とは違って、農耕で島を起こす気概が、国から制約がかかるのを避けました。 今、波照間島に世界文化遺産への取り組み機運があります。古い家の手厚い修繕や復旧がある竹富島に対して、波照間島は年々、赤瓦の屋根が傷み、トタン葺きに変わるところが増え続けています。波照間島は、新たな展開へ向けて島興しの指針を模索する契機にあります。長田大主とオヤケアカハチの2人の英雄が生まれた島に、風が吹きます。

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