イワサキクサゼミ初鳴き

イワサキクサゼミ初鳴き

 日本一小さいイワサキクサゼミが夏を告げました。 中央気象台石垣島測候所の第2代所長として活躍し、八重山地域の自然文化の研究も手がけた岩崎卓爾が、発見命名したイワサキクサゼミ。体長1.6cmから2cmと日本一小さいセミです。 3月27日午前中の晴れ間に、鳴き出しました。小さいので鳴かないと、どこにあるかわりません。日が差し込むと鳴き出し、雲がかかるとなきやみます。 厚い雲が張り出すその隙間から、太陽が覗くと、周囲のセミが次々にさきを争うように小さい腹をふるわせ鳴きます。

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