久々の好天でヌノサラシ

久々の好天でヌノサラシ

 3月20日の午前中は、すっきり晴れ、日差しが夏でした。ところが午後からは雲が出て、曇天。風が冷たくなりました。届いた日差しの熱が、海の湿気を集めて、厚い雲を起こします。 石垣島北部のリーフの内側を泳ぐと、ヌノサラシ発見。水深1mもない場所で、岩の下にじっとしていました。水深10mまで生息するスズキ目ヌノサラシ科。この日見たものは体長12センチほど。黒字に黄色いラインは目立つのですが、毒腺をもっていて、外敵からはあまり襲われないのでしょう。ゆっくりと岩の下にいました。 日本では南太平洋沿岸と琉球列島に見られます。英名がイエローストライプドソープフィッシュで、この黄色のストライプが実に目立ちます。ソープフィッシュといわれるのは、毒と関係があり、外敵から身を守るために、多量の粘液を分泌。このとき海水を石鹸のように泡立てることから名があるようです。毒は中性洗剤のように界面活性作用を持ち、小魚ぐらいは殺す効き目がある模様。人には害はないとの説あるも、食べると死亡する説もある。食べてもいいがおいしくないという声もある。布晒しは、染めモノの色を定着させる作業の最終段階。洗うことと石鹸とで、一応、関係があるわけです。縞模様も布なのなら芭蕉布でしょうか。

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