もっとゆっくり

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 離島での、度を過ぎた開発ほど迷惑なものはない。本来、地域のスピードにあわせて土地を開発するのが礼儀ではないか。 この調子づいて移住熱を煽る島外不動産業者は、多分、いいことしか伝えないで仕事をしている。 マラリア有病地帯としての歴史が長い八重山である。風土病としてマラリアが島にあった。戦後1962年にマラリアが撲滅。46年程度しか経たないのだ。そんなのエリアを、復帰直後に土地を安く買いあさった大手本土業者の、その後の無惨な失敗。それを助けるように、今「新空港」を餌に土地バブルを導き出している。 しかし、高すぎる買い物を騙されて買うのは、最終消費者。そこが、賢くなれば問題ないのだが。騙されればまた犠牲者がでるばかり。うち捨てられた土地が増えてしまう。人口増加で業者が増え、一時便利になっても、潮が引けば、ズタズタになる。暮らしている側には迷惑千万だ。殺到であぶく銭を夢見るやり方は卒業しよう。開発はゆっくり、地域に実のある形でやってほしい。 最後に一言、地球温暖化でマラリア有病地が北上の兆しだ。中国は有病地が広がっており、これも拡大傾向である。リスクが高まっていることが、考えなくともわかっているはず。今、この2年でデイゴが全滅の八重山。温暖化でヒメコバチが異常発生したのだ。風で来る。このデイゴ全滅の事実は、見逃せない。(松葉杖や杖もつ観光客も増える傾向です。)

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