カリスマは「身の丈」を重視

カリスマは「身の丈」を重視

 溝口薫平氏は観光カリスマ百選に選ばれた著名人。カリスマ第一弾の11名の一人ですから、元祖的な観光カリスマ。氏が地域興しに取り組んだ一因には、実は資金のなさがあるとの吐露がありました。金がなければ、地域の身の丈をはかり、そこでできることへの挑戦からの出発だったといいます。まさに地域のペースを失わないことがスタート。当時、温泉と言えば熱海や別府。あえてそこと違う方向へ向かう意志があったといいます。借金をして、ドイツを視察。まず真剣な勉強が、先にあったと言います。ローマ帝国時代からあるドイツの温泉地で、町起こしは100年規模での計画が必要だと知らされます。かくして観光の側から、本気で農業との連携を模索。畜産農家とのタイアップで「牛喰い絶叫大会」を生み出す。穏やかな雰囲気に満ちた農地の風景。その景観を農家とともに観光業者が支えることで、地域の魅力が守られた。当時は、バブル絶頂で、リゾート法が跋扈した時代です。建物は5階以下という制限を規定した条例をつくり、乱開発を抑えます。 景観形成条例を新しくする石垣市のまさに今です。

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