春は78回、夏は88回の全国高校野球大会

春は78回、夏は88回の全国高校野球大会

 八重山が日本にインパクトを与えた2006年の大会は、春は78回、夏は88回の全国高校野球大会です。春は2回戦で強豪横浜高校に7対6で撃沈。もし、暴投がなかったら優勝校を沈めたかもしれない一戦でした。夏は3回戦で智弁和歌山に完敗。大嶺の球がもしも低めに集まれば、わからなかった。春の高岡商業戦の冷静なプレー。夏の千葉経済大付属との大逆転劇。奥平結選手の3塁打から始まり、2アウト2ストライクで追い込まれてヒットを放った東舟道選手と金城長靖選手。そして羽地選手の同点タイムリーは軌跡の追い上げです。金城長靖選手の救援と打撃が見事だった松代戦。どの一戦も、忘れられない味有る名勝負でした。2大会で唯一球史に残る記録は、金城長靖選手の左右からのホームラン2本。そして、最後は全員が大学進学や実業団への就職を遂げ、千葉ロッテマリンズの大嶺裕太選手が生まれました。誰が1年前にこの光景を予測できたでしょうか。

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