八重山博物館の前の大木

八重山博物館の前の大木

 多分、この樹木は蔵元の建物がまだあった時代の遺物ではないか。明治時代から大正時代のメインストリートだったこの蔵元前の通りには、木が植えられており、よくよく注意して見れば、蔵元跡、開邦銀行横、県立図書館前、裁判所前と、大木が居並んで存在し、往年を想像できます。その昔は高かった石積の塀があった時代に生きた大木が、最近、かくも無惨に切られています。蘇生をねらった樹木の治療なのか。ばっさりと切られて痛々しい。石垣島の変わりゆく姿の、最前線です。

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